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給食の牛乳“違和感”児童ら1900人訴え

2017年9月27日 1:36
給食の牛乳“違和感”児童ら1900人訴え

 東京の小中学校で大手食品メーカーの「明治」が製造した給食の牛乳を飲んだ児童ら合わせて約1900人が、味やにおいの違和感などを訴えていたことがわかった。

 牛乳は今月22日に「明治」の埼玉県の戸田工場で製造されたもので、東京・新宿区や板橋区、埼玉・ふじみ野市、和光市など6つの自治体の小中学校の給食に提供していた。

 このうち新宿区では、小中学校29校、約1300人が「味が薄い」「ガソリンくさい」などの違和感を訴え、このうち小学生2人が体調不良を訴えたが、症状は軽いという。

 また板橋区の小中学校24校でも、児童・生徒など約630人から同じような訴えがあった。

 明治によると、出荷の際の検査では異常は認められず、埼玉県が行った工場の立ち入り検査でも衛生上の問題はなかったという。