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「税制改革」に不透明感 NYダウ4日続落

2017年9月27日 7:26

 26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、いわゆるオバマケアをめぐる改廃案の採決が上院で見送られたことを受けて、税制改革にも影響を与えるのではとの観測が高まり、買いが手控えられた。ダウ平均株価は10ドルあまり値を下げている。

 26日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比11ドル77セント安の2万2284ドル32セントと4日続落で取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は9.57ポイント上げて6380.16で取引を終えている。

 この日、上院で、いわゆるオバマケアをめぐる改廃案の採決が見送られたことを受け、27日にも発表される税制改革案にも影響が出るとの観測が高まり、積極的な買いは控えられた。

 また、外食大手のマクドナルドが相次ぐハリケーンの影響で売り上げが伸び悩むとの観測も出て、売り込まれた。

 一方、値が下がっていたIT大手のアップルは反発し、ナスダックは値を上げている。

 市場関係者は「積極的な買い材料に乏しいが、しばらくは企業決算などを手がかりに値が動いていくのではないか」と話している。