×

「米爆撃機撃墜の権利ある」北の外相が警告

2017年9月26日 11:13

 北朝鮮の李容浩外相は25日、アメリカが北朝鮮近くの国際空域に飛ばした戦略爆撃機を「撃墜する権利がある」と警告した。

 李容浩外相「アメリカが宣戦布告をした以上、今後は米国の戦略爆撃機がたとえ我々の領空を越えなくとも、任意の時刻に撃ち落とす権利を含め、すべての自衛のための権利を保有することになるだろう」

 李外相は、トランプ大統領が23日に「北朝鮮はそう長くは続かないだろう」とツイッターに投稿したことについて、「宣戦布告をした」と指摘した。

 その上で、アメリカが23日に北朝鮮の東の国際空域に飛行させたB1戦略爆撃機について、「撃墜を含め自衛する権利がある」と警告した。

 李外相はさらに、一度車に乗り込んだ後に戻ってきて、「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と強調している。

 一方、ホワイトハウスのサンダース報道官は「宣戦布告などしていない」と反論している。

 サンダース報道官「宣戦布告などしていない。そんな主張はばかげている」

 また、国防総省の高官は、爆撃機が国際空域を飛行するのは国際法で認められていると反論した上で、「挑発行為を続けるなら、対処するための選択肢をトランプ大統領に提供する」などと北朝鮮に強く警告した。