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独“反難民”第3党へ「議会の反対勢力に」

2017年9月26日 7:52

 ドイツ総選挙から一夜明けた25日、メルケル首相は会見で、自ら率いる与党が議席を大幅に減らしたことについて、「責任は私にある」などと述べた。

 メルケル首相「(難民受け入れ政策の)選択肢は正しいと思っています。私一人が決めたことではないが、首相として責任を感じています」

 総選挙で与党の議席を大幅に減らしたメルケル首相は、寛容な難民政策が苦戦の要因の一つとした上で、「支持者が離れた責任は私にある」と述べた。

 一方、反難民を掲げる「ドイツのための選択肢」(=AfD)は国政初進出で第3党に躍進している。

 AfD・バイデル筆頭候補「この結果をうれしく思います。支持者は私たちが議会の反対勢力になることを期待しているのです」

 フランスの極右政党「国民戦線」のルペン党首はツイッターで「我々の仲間であるAfDが歴史的な得票率を達成した」と歓迎した。

 ヨーロッパ各国で大きく支持を伸ばす右派政党の勢いに苦戦を強いられたメルケル首相。難民問題にどう向き合うのか、政権4期目の大きな課題となっている。