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“小池新党”自民は強い危機感、野党は批判

2017年9月25日 17:25
“小池新党”自民は強い危機感、野党は批判

 小池東京都知事は25日、国政政党「希望の党」を立ち上げ、都知事を続けながら自ら代表に就任することを表明した。

 小池知事は自らが党代表に就任して、選挙戦の先頭に立つ考えを示した。新党に参加する議員からは「これで追い風が吹く」と歓喜の声があがっている。

 小池都知事「『希望の党』を立ち上げたいと存じます。若狭さん、細野さん、はじめとする方々が議論をしてこられましたけども、リセットいたしまして、私自身が立ち上げるということでございまして、直接(国政に)絡んでいきたいと思っております」

 また、都知事でありながら国政政党を立ち上げる意味について、「都政のスピード感を確保するためには国政に何らかの関与が必要だ」と強調した。

 ■他の党の反応は?

 自民党からは強い危機感も出てる。ある閣僚経験者は「もっと早く融和を模索するべきだったのに最悪の形になった」と話している。一方、7月の東京都議会選挙で小池知事とタッグを組んだ公明党の山口代表は次のように苦言を呈した。

 公明党・山口代表「都知事としてこれからもしっかり専念していただきたいと望んでいます」

 また野党側は厳しく批判している。

 共産党・小池書記局長「議員になり続けたい人にとっての希望の党という感じがします。安倍政権の補完勢力ということに変わりはないのかなと」

 一方、安倍首相は25日午後6時から会見し、今回の解散を「国難突破解散」と銘打って、少子高齢化や北朝鮮をめぐる危機対応の是非を問う考えを表明する方向。