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トラフグ初競り、最高値は例年並み 下関市

2017年9月22日 13:58
トラフグ初競り、最高値は例年並み 下関市

 冬の味覚の王様、フグのシーズンが到来。山口県下関市の南風泊市場でトラフグの初競りが行われた。

 トラフグの取扱量日本一を誇る下関市の南風泊市場で行われた初競りには、山口県沖の日本海や瀬戸内海などで獲れた天然のトラフグ430キロと養殖もの3.5トンが入荷した。

 午前3時20分。威勢の良い掛け声と共に今シーズンの競りが始まった。競り子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れて値段を決める独特の「袋競り」で初値が決まっていく。

 今年の天然もののトラフグの入荷量は、台風などの影響で去年より少なかったものの、最高値はキロ当たり1万9000円と、ほぼ例年並みの値段で取り引きされた。競り落とされたトラフグは、東京や大阪を中心に全国に出荷された。