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国交正常化45周年 中国とどう向き合う?

2017年9月21日 20:52

 ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。21日は国交正常化から45周年を迎えた中国と今後、どう向き合っていくかについて、元駐中国大使・丹羽宇一郎氏に聞く。

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 丹羽氏「(尖閣諸島の)国有化は取りやめる必要はない。凍結、このまま。この問題は触らないで、50年も触らないで済むかどうかは別として、その間に漁業と資源開発と本当に必要な青少年の交流とか経済協定とか、大事なことを話をしようじゃないか」

 なかにし礼氏「中国がそれで納得してくれるかしら」

 近野キャスター「その辺がどうなるか分からないが、じゃあどういう風に向き合っていくか、どう付き合えばいいのか」

 丹羽氏「いや、やるしかない」「中国は世界ナンバー2の大国であると、しかもソフトの面・ハードの面、両方において量の世界ではもう日本は勝てない。そこで勝負しないで、日本としては教育とか技術で勝負しなきゃいけない」

 丹羽氏「日本人は日本人の弱点を自覚しないといけない。自分たちが優れていると思っている。技術の問題もスパコンから半導体、宇宙技術、もうあらゆる面で中国に後れを取り始めているから、もっと謙虚になって、『自分たちの技術は中国に抜かれるぞ、悔しい』と思わないのか。私は悔しくてしょうがない。だから早く、いろんな所に投資するのはいいけど、いま一番大事なことは人間の頭に投資して彼らに負けないような技術、国際的な友達、研究仲間を増やして中国の上を行かないとダメです」

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※BS日テレ「深層NEWS」9月20日放送分より。