「完全に破壊する」トランプ氏が北朝鮮警告
北朝鮮問題が焦点となる国連総会で、アメリカのトランプ大統領が初めて演説し、「北朝鮮を完全に破壊する」との言葉を使い、強く警告した。
世界の首脳らを前にトランプ大統領が軍事行動の可能性をぶち上げた。その瞬間、会場はざわついた。
トランプ大統領「自国や同盟国の防衛に迫られればアメリカは北朝鮮を完全に破壊するしかなくなってしまう。“ロケットマン”は体制のために自殺行為をするようなものだ」
また、拉致被害者の横田めぐみさんについても言及し、北朝鮮の非道さを強調した。
トランプ大統領「北朝鮮が日本人の13歳の少女を誘拐し、スパイの日本語教師として奴隷にしたと知っている」
オバマ前大統領は国連総会で拉致問題に触れたことはなく、今回、アメリカの大統領として言及したことに日本政府からは「非常にありがたい」と歓迎の声が上がっている。
一方、北朝鮮側はまだ、反応を出していない。国連大使は演説開始の直前に退席し、ボイコットだったと認めた。
今後、北朝鮮が反発を強めるのは確実な状況だが、アメリカ、そして日本がさらなる圧力強化に向け、どれだけ国際社会の理解と協力をとりつけられるかが焦点となる。