がん患者は推計86万2000人
2013年にがんと診断された患者は推計で86万2000人にのぼったことが、国立がん研究センターの最新のまとめでわかった。
これは、国立がん研究センターが各都道府県の「地域がん登録」を基に推計したもの。その結果、2013年に新たにがんと診断された患者数は男性が49万8700人、女性は36万3700人で、合わせて86万2000人と推計された。前年の2012年よりも約3000人減っている。
がんの部位別にみると、男性は胃、肺、大腸の順で多く、肺が2位にあがり、大腸と順位が入れ替わった。女性は乳房、大腸、胃の順だった。
また、地域別にみると、胃がんにかかる率は、男女ともに東北地方と日本海側の県で高く、女性の乳がんでは、北海道、東京、富山、広島など、比較的、都市部で高いという。