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米大統領「官僚主義」と批判し国連改革訴え

2017年9月19日 7:07

 アメリカのトランプ大統領が就任後、初となる国連外交をスタートさせた。主催した会合で国連を「官僚主義」などと批判し、改革の必要性を訴えた。ニューヨークから星真理子記者が中継。

 国連改革をテーマにした会合は国連本部の中で開かれた。「アメリカ第一主義」を掲げ、これまで国連と距離をとってきたトランプ大統領は、国連デビューの場でも批判を繰り出した。

 トランプ大統領「近年、国連は官僚主義と運営の誤りのせいでその能力を完全に発揮できていなかった」

 また、アメリカは国連予算の最大の拠出国だが、トランプ大統領は加盟国に対し公平に負担をするよう求めた。

 一方、19日から25日まで行われる一般討論演説の場には各国首脳が一堂に会する。トランプ大統領は日本時間19日夜遅くに演説するが、北朝鮮問題に言及し、各国に連携を求めるとみられる。

 トランプ大統領「今週は大事な1週間になる。北朝鮮については、私がどう思っているか、みんな分かっていると思う。まあ見てみよう」

 また、3日後には日米韓、そして日米でも首脳会談を行い、北朝鮮への対応を協議するなど国連総会の場を活用し、各国首脳と膝をつきあわせて、圧力を強化するよう働きかけていくものとみられる。