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台風一過の“残暑列島”魚や牛に異変も!?

2017年9月19日 20:30
台風一過の“残暑列島”魚や牛に異変も!?

 台風18号がもたらした暖かい空気により列島各地では19日も夏を思わせる晴れ間が広がった。そんな中、各地で“異変”が起きていた。一体、何が原因なのだろうか?

 18日、福岡市では、歩道から海をのぞきこむたくさんの人の姿があった。

 「釣れました~」
 「すごいですね!入れ食いです」

 そこに大量にいたのは「コノシロ」。海を覆い尽くすようにびっしりと泳いでいる。大量発生の原因はわかっていないが、地元の水族館によると、台風18号がもたらした雨がきっかけでエサとなるプランクトンが増え、コノシロが集まってきた可能性もあるという。

 しかし、19日に再び同じ場所に行ってみると、コノシロの姿はほとんどなかった。この原因もわかっていない。

 一方、残暑が続く沖縄県の糸満市にある牧場では40頭の牛を飼っているが、今年は異変が起きているという。

 横井牧場・横井直彦さん「(牛が)座りっぱなしで目に見てもバテている様子が今年は見られました」

 エサを与えてもあまり食べないなど、乳牛も“夏バテ”だったという。今年の沖縄は、那覇市で気温30℃以上の真夏日が6月20日から連続85日間も続くなど、異例の暑さだったという。

 横井牧場・横井直彦さん「乳量がだいぶ落ちました。1頭あたり平均で3~4キロ減りました。こんなことは今までなかったです」

 沖縄県酪農農業協同組合によると、8月の生乳の生産量は昨年より1割減っていて、その傾向が今も続いているという。