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ハマス、ファタハとの対話に応じる考え

2017年9月18日 4:23

 パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」は17日、対立してきた主流派「ファタハ」との和解に向けた対話に応じる考えを示した。

 パレスチナ自治区をめぐっては、自治政府のアッバス議長率いる「ファタハ」がヨルダン川西岸を支配する一方、「ハマス」がガザ地区を支配し、対立を続けてきた。

 「ハマス」は17日、ガザ地区の行政機構を解散し、統一政府の樹立に向けた総選挙の実施を受け入れるとして、「ファタハ」との和解に向けた対話に応じる考えを明らかにした。

 背景には、自治政府の圧力によって、ガザ地区が深刻な電力不足に陥るなど、経済的に打撃を受けていることがあるとみられる。

 「ファタハ」側は発表を歓迎する意向を示しているが、今後、対話が始まった場合、和解の条件などをめぐって難航も予想される。