台風１８号が通過した大分県では、県の南部を中心に大きな被害が出ている。

　大分・津久見市では、レーダーによる解析で、１時間に１００ミリを超える猛烈な雨を２回にわたって観測した。このため、市内を流れる徳浦川など複数の川が氾濫し、広い範囲で浸水被害が相次いでいる。

　中心部にある市役所の庁舎でも、１階部分が膝下まで浸水し、職員が復旧作業を続けている。

　また現在、津久見市と大分・佐伯市で計４５２世帯７８６人が孤立状態だという。

　大分・豊後大野市では、市内の７０代の男性が自宅の近くの田んぼを見に行ったまま行方不明になっている。このほか、大分県内では３人がケガをしているという。

　また、１７日午後９時３０分頃、香川県三豊市で土砂崩れが発生した。８６歳の女性が行方不明となっており、警察と消防が現在捜索活動を行っている。