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「まずい」給食、異物も1年半で約100件

2017年9月16日 22:34
「まずい」給食、異物も1年半で約100件

 神奈川県大磯町の2つの中学校で、給食の食べ残しが相次いでいる問題で、1年半余りの間に100件近く、給食に異物が混入していたことが分かった。

 この問題は、神奈川県の大磯中学校と国府中学校で、給食が「まずい」などの声が生徒から相次ぎ、大量の給食が食べ残されているもの。

 2つの中学校の給食は、県内の同じ業者が塩分を抑えたメニューで調理し、配送しているということだが、日本テレビが入手した大磯町の内部資料によると、給食には髪の毛や虫、プラスチック片等の異物の混入が相次いでいることが新たに分かった。

 去年1月から今年7月までの1年半余りで計100件近くに上り、多い時には1日に4件の異物の混入が報告されていた。

 大磯中学校の生徒「クラスの女の子のご飯の中にプラスチック破片が入っていた。おかずとかも全部1回どかして何かないか見てから食べないと、よく入っているので怖いです」

 また、生徒の保護者は、学校側はこれまで何も対応してこなかったと訴えている。

 今回の問題について、大磯中学校は、「今までも異物混入が確認された時は、教育委員会を通じて業者に抗議していたが、給食を止めるような措置は考えていない」と述べ、国府中学校は、「今後、見つかれば速やかに教育委員会に報告する」と述べている。

 一方、給食を提供している業者は、「原因の特定に協力していきたい」とコメントしている。