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核・ミサイル開発止める手立ては…苛立ちも

2017年9月15日 18:10
核・ミサイル開発止める手立ては…苛立ちも

 北朝鮮が15日午前7時前、弾道ミサイル1発を発射した。日本政府の対応について、首相官邸前から青山和弘記者が伝える。

 北朝鮮の核・ミサイル開発を止める手立てはあるのか、政府内には苛立ち(いらだち)も募ってきている。

 安倍首相「北朝鮮がこの道をさらに進めば、明るい未来はない。そのことを北朝鮮に理解させなければなりません」

 安倍首相は「今こそ国際社会の団結が求められている」として、中国やロシアを含む国際社会が一致して北朝鮮に強い圧力をかける必要性を強調した。

 安倍首相は来週、アメリカ・ニューヨークで開かれる国連総会にも出席して、国際社会に協力を訴える方針。

 一方、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄する道筋は見えず、政府内に手詰まり感も漂っている。

 麻生財務相「今までのようなやり方というものを、やっぱり効果があがっていないのではないかと」

 官邸内にも「このままアメリカも手出しができないまま、北朝鮮が核保有国になってしまうのではないか。そうなれば、日本の安全保障は日常的に厳しい環境に置かれることになる」といった懸念も出ている。

 かといってアメリカによる軍事攻撃によって日本にも被害が及ぶ状況は避けなければならない。

 北朝鮮に平和的に核・ミサイル開発をやめさせることができるのか。安倍外交はまさに正念場を迎えている。