高齢者によるストーブ事故 注意呼びかけ
敬老の日を前に、専門機関が高齢者による事故に注意を呼びかけている。
ストーブの火災事故を再現した実験で、タンクに灯油ではなくガソリンを入れたところ勢いよく火の手が上がった。
NITE(=製品評価技術基盤機構)によると、昨年度までの5年間で、65歳以上の高齢者の事故情報が1280件寄せられていて、このうち死亡事故が126件、重傷事故が176件あった。
死亡事故では、ストーブによるものが最も多く、タンクのふたを締め切らずに、灯油がこぼれたり、間違ってガソリンを入れる例が多いという。
また、80歳以上では、介護ベッドに挟まれて死亡する事故もあった。NITEは、ストーブは必ず火を消してから給油を行うことや、介護者や家族も注意することを呼びかけている。