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15年帰国できず切ない~曽我ひとみさん

2017年9月13日 16:01
15年帰国できず切ない~曽我ひとみさん

 北朝鮮が日本人の拉致を認めた日朝首脳会談から、今月17日で15年。13日、拉致被害者の曽我ひとみさんが会見を開き、「この15年、1人も帰国できていないのが切ない」と複雑な胸の内を語った。

 曽我ひとみさん「うれしいこともあり悲しいこともあり、大変複雑な15年間だったと思います」

 北朝鮮は、2002年9月17日の日朝首脳会談で日本人拉致を初めて認め、謝罪した。

 その後、曽我ひとみさんら5人の被害者が帰国したが、39年前にひとみさんと一緒に拉致された母・ミヨシさんを含め、被害者はそれ以降、一人も帰国できていない。

 曽我ひとみさん「(15年間)1人もまだ帰国を果たせていないというのがとても切ないというか、一番つらい。私たちだけが帰国できて、まだ向こう(北朝鮮)にいる人たちはいっぱいいるのに」

 ひとみさんは、ミヨシさんら被害者に対し、「どんなことがあっても、絶対にあきらめないで」と呼びかけた。