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秋田県で震度5強 津波の心配なし

2017年9月9日 0:27
秋田県で震度5強 津波の心配なし

 気象庁によると8日夜、秋田県で震度5強を観測する強い地震があった。この地震による津波の心配はない。

 気象庁によると、8日午後10時23分ごろ、秋田県内陸南部を震源とする強い地震があった。この地震で、秋田県大仙市で震度5強、仙北市で震度4を観測した。震源の深さは9キロ。地震の規模を示すマグニチュードは5.2と推定されていて、この地震による津波の心配はないという。

 震度5強を観測した秋田県の大仙市役所の職員によると、地震の瞬間は、ガンという強い揺れがあって、その後も小さな揺れが続いているという。

 【119番通報なし】

 大仙市にある大曲仙北広域市町村圏組合消防本部でも強い縦揺れを感じたが、8日午後10時半現在、119番通報は入っていないという。

 【原発】

 東北電力によると、青森県東通村にある東通原発は異常はないという。また、宮城県女川町などにある女川原発にも異常はなく、周辺の放射線量についても変化はないという。

 【交通の状況】

 JR東日本によると、秋田新幹線や東北新幹線など新幹線の運行に影響はないという。高速道路は、ネクスコ東日本によると、秋田自動車道の横手ICから協和ICの間で、上下線ともに速度制限を行っているという。そのほかの高速道路については、8日午後10時半現在、被害の情報は入っていないという。

 【角館祭り】

 震度4を観測した仙北市では、今夜、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている角館祭りの「やま行事」が行われていた。祭りの実行委員会の現地本部によると、目立った混乱もなく、現在も祭りは続いているという。現地本部では念のため巡回を行っているという。

 気象庁は、このあと9日午前0時30分から記者会見を開き、今後の見通しや注意点などを説明することにしている。