電気自動車の開発に各社がしのぎを削る中、日産自動車が約７年ぶりとなる新型の電気自動車を公開した。

　来月２日に日本で発売する新型の「日産リーフ」では、電気自動車の課題だった航続距離はこれまでの１．４倍の４００キロにのびた。１回の充電で東京から名古屋の先まで走ることができる。さらに、駐車スペースを自動で検知し、操作なしで駐車できる機能がついた。価格は税込みで３１５万３６０円から。

　イギリスやフランスが２０４０年以降、ガソリン車などの販売を禁止する方針を打ち出す中、日産の西川廣人社長は新型リーフについて「主力車種になる素質がある」としながらも、今後、電気自動車が普及するためには、異業種の参入も含め、豊富な品ぞろえが必要だとの考えを示した。