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民進党人事 批判受け、山尾氏抜てき撤回

2017年9月6日 0:02
民進党人事 批判受け、山尾氏抜てき撤回

 民進党は新たな執行部人事が混乱している。前原新体制は多難な船出となった。焦点だった幹事長には当初、内定していた山尾志桜里・元政調会長から一転、大島敦元総務副大臣が就任した。

 民進党の両院議員総会では、大島氏を幹事長に代表選挙を戦った枝野幸男氏を代表代行に起用する人事案が承認された。一方、山尾氏は執行部には入らなかった。

 民進党・前原代表「総合的に判断する中で、大島さんを幹事長。山尾さんには改めてどういうポジションで活躍してもらうのがいいか少し時間をおいて考えさせていただく」

 前原代表は、党内きっての女性論客で当選2回の山尾氏を選挙の顔として期待し幹事長に内定していた。しかし人事が明らかになると党内からは「山尾氏では今後の離党の動きを抑えられない」とか「選挙を仕切れるわけがない」などと強い批判の声があがり、撤回に追い込まれた。

 党内からは、「出だしからこれでは先が暗い」との声も出ていて前原新執行部は厳しい船出を強いられた格好。