ロシアのプーチン大統領は５日、北朝鮮情勢をめぐり、「地球規模の大惨事」につながる恐れがあると述べ、状況は切迫しているとの認識を示した。

　プーチン大統領は５日会見し、核やミサイルの開発を進める北朝鮮へのさらなる圧力は、地球規模の大惨事につながる恐れがあると指摘、日本やアメリカなどが主張する新たな経済制裁や、軍事的な圧力の強化に批判的な姿勢を示した。

　プーチン大統領「軍事的なヒステリーが高まることは、いい結果にはつながらない。地球規模の大惨事をもたらす恐れがある」

　その上で、プーチン大統領は対話による解決を改めて訴えた。今週、日本や韓国と相次いで首脳会談を行うのを前に、北朝鮮への圧力強化を求める動きをけん制する狙いとみられる。