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北へ“強硬姿勢”日本海で砲撃演習 韓国軍

2017年9月5日 13:01

 韓国軍は5日朝、護衛艦などを日本海に展開して砲撃演習を行った。韓国・ソウルから尼崎記者が伝える。

 韓国は、核実験を強行した北朝鮮への強硬姿勢を示すため、次の節目である今月9日の北朝鮮の建国記念日まで毎日演習を続けることを明らかにした。

 韓国海軍は5日朝、新型護衛艦や哨戒艦などを日本海に展開し、砲撃演習を行った。海軍の演習は9日まで続き、7日と8日にはアメリカ海軍も参加し、北朝鮮の潜水艦への警戒を強めるとしている。

 また、4日夜は米韓首脳の電話会談が行われ、韓国の弾道ミサイルの威力を高めて国防力を強化するため、両国の指針で現在500キロとしている弾頭の重量制限を解除することで合意した。

 こうした中、4日、韓国の国防のトップが注目の発言をした。

 宋永武国防相「(Q:金正恩委員長らを狙う斬首作戦が今すぐ可能か?)今年12月1日付で部隊を創設して戦力化させる予定だ」

 韓国の宋永武国防相は、金正恩委員長などを暗殺する韓国軍の部隊について年内に創設し、来年末ごろに作戦を行うことが可能だとした。北朝鮮が反発を強めるのは必至。

 一方、韓国KBSは軍当局の情報として、北朝鮮のICBM(=大陸間弾道ミサイル)が「平壌付近から東に移動中」と伝えていて、今後、緊張が高まりそうだ。