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多くの軍事的選択肢~北にマティス長官警告

2017年9月4日 6:27

 北朝鮮の核実験強行を受け、アメリカのマティス国防長官は「北朝鮮の全滅は望んでいないが、多くの選択肢がある」として北朝鮮に対し核・ミサイル開発をやめるよう強く警告した。

 トランプ大統領は3日、核実験を強行した北朝鮮への対応を記者に問われ、次のように述べた。

 トランプ大統領「(Q:北朝鮮を攻撃しますか?)様子を見てみよう」

 この後、大統領は、国家安全保障会議を開催。マティス国防長官は軍事的オプションの可能性についても検討したと明らかにした。

 マティス国防長官「アメリカと同盟国へのいかなる脅威に対しても、大規模な軍事力で対抗する」

 また、マティス長官は「北朝鮮の全滅は望んでいないが、多くの軍事的な選択肢がある」と述べ、強い言葉で核・ミサイル開発をやめるよう北朝鮮に迫った。

 一方、経済面でも圧力強化を打ち出している。会議に先立ち、トランプ大統領はツイッターで「北朝鮮とビジネスを行うあらゆる国との貿易停止を検討している」と明らかにした。北朝鮮と経済的結びつきが強い中国を念頭に置いた発言とみられ、北朝鮮への影響力行使を促す狙いがあるとみられる。

 一方、この問題を受け国連の安全保障理事会は日本時間4日夜、緊急会合を開く予定。安保理での北朝鮮へのさらなる制裁措置を巡っては、中国などが慎重な姿勢だが、日本などは働きかけを強める考え。