金正恩委員長“ICBM搭載の水爆”を視察
北朝鮮の国営メディアは3日朝、金正恩委員長が核兵器研究所を視察しICBM(=大陸間弾道ミサイル)の弾頭に搭載される水爆を見たと伝えた。
3日朝の朝鮮中央通信は金委員長が核兵器研究所を視察し、ICBMの弾頭に搭載される水爆を見たと伝えた。
北朝鮮は去年1月に水爆実験と主張する核実験を行っているが、その成果を土台にして核弾頭としての水爆の技術をさらに更新したとしている。「核弾頭の威力を数十キロトン級から数百キロトン級に至るまで調整可能で上空で爆発させ、広い地域への電磁パルス攻撃を加えることのできる多機能化されたもの」としている。
金委員長は「水爆の構成要素がすべて国産化され今後、威力ある核兵器を思い通りに生産することができるようになった」と述べていて、核兵器の開発が進んでいることを強調しアメリカを威嚇する狙いがあるとみられる。
一方で、北朝鮮が去年1月におこなった核実験は水爆としては爆発の威力が小さく、北朝鮮は水爆は保有していないとの見方が一般的。