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O-157感染“ポテサラ同型”全国に拡大

2017年9月2日 15:50
O-157感染“ポテサラ同型”全国に拡大

 総菜店のポテトサラダを食べた客が相次いでO-157に感染した問題で、同じ遺伝子型のO-157への感染が全国に拡大していることが分かった。

 厚生労働省によると、埼玉県と群馬県の患者から検出されたO-157を国立感染症研究所で検査をした結果、菌の遺伝子の型が一致したという。また、先月14日からの1週間でO-157に感染した患者は全国で144人と過去5年間で最多となったことも分かった。埼玉や群馬の患者と同じ遺伝子型の菌に感染していた人が大半で、新潟や長野、三重、滋賀、香川の患者からも同じ型の菌が検出されたという。

 厚労省は共通の食品が感染源になった可能性もあるとみて、自治体を通じ患者から食事の内容や旅行の有無などを聞き取る方針。