米、国内のロシア総領事館などの閉鎖を要求
アメリカ政府は先月31日、ロシア政府に対し、アメリカにある総領事館などの閉鎖を要求したと発表した。外交官の削減を求めるロシアへの対抗措置で、両国のさらなる関係悪化は避けられない見通し。
閉鎖の対象となるのはサンフランシスコにあるロシア総領事館などの関連施設計3か所。2日までに閉鎖するよう求めている。
米露関係をめぐっては、アメリカがロシアに対する制裁を強化したことにロシアが反発し、外交官の数を減らすよう求めていた。これに対して、アメリカ国務省は先月31日、「米露関係に害を与える行動だ」と非難、対抗措置として施設閉鎖を求めた。
ロシアのラブロフ外相はティラーソン国務長官との電話会談で、両国の緊張が高まっていることに遺憾の意を伝えたということで、さらなる関係悪化は避けられない見通し。