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中国共産党大会 10月18日に開幕

2017年9月1日 1:22

 中国共産党の最高指導部が入れ替わる党大会が、10月18日に開幕することが決まった。習近平国家主席への権力の一極集中がさらに進むとみられる。

 来月18日に開幕する党大会は、5年に一度開かれる最も重要な会議で、最高指導部の人事などが議題となる。関係筋によると、党大会では、習主席の指導思想を党規約に盛り込むことや、全ての重要事項の決定権を握ることになる党主席ポストの復活も検討されているという。

 最高指導部の人事では、習主席に近い陳敏爾重慶市書記が最高指導部に抜てきされるのか、そして、68歳で定年となる慣例を破って盟友の王岐山氏が残留するのかが注目される。

 定年ルールが撤廃されれば、国家主席の任期を2期10年と定めた憲法を改正して、習主席が3期目を務めることも可能になる。

 ある関係筋は、「習主席は4期目までやるつもりだ」と話すなど、習主席が長期政権にむけて布石をうつ大会となりそうだ。