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竹内彩姫、戦争の傷あとを「次に伝える」

2017年8月31日 21:39
竹内彩姫、戦争の傷あとを「次に伝える」

 SKE48・竹内彩姫(さき=17)の出演舞台「オサエロ」が31日、東京・東池袋の「あうるすぽっと」で開幕した。

 太平洋戦争末期の特攻隊の青年たちによる青春物語で、竹内は特攻隊の世話をする女学生・昭代役。
 本作が初舞台となる竹内は本番前、取材に応じ、「SKE48のお仕事があったので、けいこにも全部は出られなかった。出演者の方がすごく優しくて、支えてもらいました」と共演者に感謝した。

 特攻隊の1人に恋心を抱くシーンもあり、「実際の私は恋愛禁止じゃないですか。でも、役の上では好きな人がいて、その人はもうすぐ死んでしまう。役とはいえ、ちゃんと好きになったというか。(昭代は)その人をちゃんと見送れる、素直ないい子だなって思います」と話した。
 竹内の祖父母も戦争を体験した世代ではないそうで、「この作品に関わることによっていろんな動画を見たり、本を読んだりして、日本で昔、こんなことがあったんだと学びました。私たちの世代が次の世代に伝えていかないといけないと、すごく感じました」と、しみじみ語った。

 舞台は9月4日まで同所で上演される。