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台風15号 小笠原諸島1日にかけ厳重警戒

2017年8月31日 22:36

 気象庁によると、大型で強い台風第15号は、小笠原諸島の周辺をゆっくり北へ進んでいる。小笠原諸島では、引き続き9月1日にかけて、暴風や高波、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。

<気象庁の発表内容は以下のとおり>

[台風の現況と予想]
 大型で強い台風第15号は、31日21時には、父島の北約70キロにあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は動きが遅いため、9月2日にかけて、小笠原諸島では台風の影響が続くでしょう。また、台風は大型のため、中心から離れた地域でも風は強まり、波は高まる見込みです。
 その後、9月2日から3日にかけて、台風は次第に速度を上げながら三陸沖を北上する見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 小笠原諸島は台風の暴風域に入っており、海は猛烈なしけとなっています
。引き続き9月1日明け方にかけて猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるでしょう。
 また、前線の影響もあり、関東地方や伊豆諸島では非常に強い風が吹き、海は台風からのうねりも加わって大しけとなっています。
 9月1日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  小笠原諸島      35メートル(50メートル)
  関東地方、伊豆諸島  20メートル(30メートル)
 波の高さは、
  小笠原諸島       9メートル
  関東地方、伊豆諸島   6メートル
です。
 小笠原諸島では引き続き暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。関東地方や伊豆諸島でも、うねりを伴った高波に警戒してください。
海上を中心に、非常に強い風や大しけの状態は、9月2日以降も続く見込みです。また、9月2日から3日にかけては、北日本でも大荒れの天気となるおそれがあります。

<大雨>
 小笠原諸島では、9月1日明け方にかけて、断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。
 9月2日0時までの24時間に予想される雨量は、200ミリです。
 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警報・注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第15号に関する情報(総合情報)」は、9月1日5時頃に発表する予定です。