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台風15号に関する情報(16:30発表)

2017年8月31日 16:30

 気象庁によると、大型の台風第15号は、小笠原諸島の周辺をゆっくり北北東へ進んでいます。小笠原諸島では、引き続き9月1日にかけて、暴風や高波、土砂災害に厳重な警戒を。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 大型の台風第15号は、31日15時には父島の西約30キロにあって、ゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風は動きが遅いため、9月1日にかけて、小笠原諸島では台風の影響が続くでしょう。また、台風は大型のため、中心から離れた地域でも風は強まり、波は高まる見込みです。
 その後、2日から3日にかけて、台風は次第に速度を上げながら三陸沖を北上するでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 小笠原諸島は台風の暴風域に入っており、海は猛烈なしけとなっています。引き続き9月1日明け方にかけて猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるでしょう。その後も1日夜にかけて、非常に強い風や大しけが続く見込みです。

 また、前線の影響もあり、関東地方や伊豆諸島では非常に強い風が吹き、海は台風からのうねりも加わって大しけとなっています。1日夜にかけて大しけの状態が続くでしょう。

 9月1日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  小笠原諸島      35メートル(50メートル)
  関東地方、伊豆諸島  20メートル(30メートル)
 波の高さは、
  小笠原諸島       9メートル
  関東地方、伊豆諸島   6メートル
です。

 小笠原諸島では引き続き暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。非常に強い風や大しけの状態は、2日以降も続くおそれがあります。関東地方や伊豆諸島でも、うねりを伴った高波に警戒してください。
 また、2日から3日にかけては、北日本でも大荒れの天気となるおそれがあります。

<大雨>
 小笠原諸島では、1日明け方にかけて、断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。
 1日18時までの24時間に予想される雨量は、200ミリです。

 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警報・注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第15号に関する情報(総合情報)」は、31日23時頃に発表する予定です。