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自殺など相次ぐ練習船“情報ない”実習継続

2017年8月31日 14:38
自殺など相次ぐ練習船“情報ない”実習継続

 商船などの乗組員を養成する独立行政法人・海技教育機構の練習船で、実習生3人が相次いで自殺や失踪などした問題で、3人が乗っていた練習船が北海道の小樽港に寄港した。

 男子学生3人が実習を行っていた、独立行政法人・海技教育機構の練習船「青雲丸」は、31日午前10時すぎ、小樽港に一時寄港した。

 「青雲丸」では、実習を続けるか悩んでいた海技大学校2年の20歳の男子学生が先月28日に名古屋市内で自殺しているのが見つかったほか、1人が自殺未遂、1人が失踪している。

 海技教育機構は、実習生などの聞き取り調査の結果、指導上の重大な問題やいじめの情報はないとし、来月まで3か月間の日程で行われている実習を継続していて、今後、第三者委員会で原因を調査することにしている。