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NYダウ 経済指標“安心感”で27ドル高

2017年8月31日 8:05

 30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、この日に発表された経済指標が軒並み市場予想を上回ったことなどから買い注文が優勢となり、ダウ平均株価は約27ドル値を上げ取引を終えた。

 30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日終値から27ドル06セント値を上げ2万1892ドル43セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も66.42ポイント上げて6368.31で取引を終えている。

 この日は4月~6月期の実質GDP成長率の改定値が上方修正されるなど、発表された経済指標の多くが市場予想を上回り市場には安心感が広がった。一方、午後にトランプ大統領が演説を行い、税制改革に取り組む意向を示したが、市場は「新しい中身はなく議会対策について具体策が示されなかった」と捉え不信感が広がった。

 市場関係者は「北朝鮮問題などの地政学的なリスクへの警戒感は一旦収まり、引き続き発表が相次ぐ雇用統計などの経済指標に市場は注目している」と話している。