東芝“半導体” 売却先決定に暗雲
31日を期限としていた東芝の半導体子会社の売却先決定に暗雲が立ちこめている。
東芝は、半導体子会社の売却先を31日までに決めようと、アメリカのウエスタンデジタル社と交渉を続けている。しかし、関係者によると、出資比率などで両社の溝が埋まらず、合意に至るか見通せないという。
そのため、東芝はいったん候補から消えていた“日米韓連合”にアップル社を加えた新たな案についても精査する見通し。
この案では、ウエスタンデジタル社との訴訟解消を出資の条件としている産業革新機構などが取得する予定の株式について、訴訟が解消されるまではアメリカのファンドが持つとしている。
しかし、新たな案には慎重な意見もあり、見通しが立たない状況。