アメリカのティラーソン国務長官は２７日、北朝鮮が２６日に発射したのは短距離弾道ミサイルで、国連安保理決議違反になるとの認識を示した。

　ティラーソン国務長官は、「いかなる弾道ミサイルの発射も国連安保理決議違反だ」と述べ、北朝鮮による短距離弾道ミサイルの発射はアメリカなどへの「挑発行為」だと非難した。一方で、ティラーソン長官は「北朝鮮を交渉の席に戻すため同盟国や中国と共に平和的な圧力強化の取り組みを続ける」と指摘し、これまで通り、制裁の強化などを通じて解決を目指す方針を強調した。

　また、当初は、３００ミリ多連装ロケット砲の改良型と推定されると発表していた韓国も、２８日午後、軍当局が「短距離弾道ミサイルの可能性が高い」と分析結果を修正した。軍の関係者は、新型かどうかについてはさらに分析が必要としている。