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北発射「戦略的挑発とは関係ない」韓国高官

2017年8月27日 1:50

 北朝鮮は26日、日本海に向けて複数の短距離ミサイルを発射した。アメリカ太平洋軍は短距離弾道ミサイルとしているが、韓国大統領府は、多連装ロケット砲だと推定している。

 アメリカ太平洋軍によると、北朝鮮は、日本時間の26日午前6時49分から30分間に、東部の江原道・旗対嶺から3発の短距離弾道ミサイルを発射した。そのうち1発は発射直後に爆発したものの、2発は北東に約250キロ飛んだとしている。

 一方、韓国大統領府は、飛翔体は日本海に向けて複数発射され、300ミリ多連装ロケット砲の改良型と推定されると発表した。

 その上で大統領府高官は、26日の発射は通常の訓練の一環とみられ、「戦略的な挑発とは関係がないのは明らかだ」として、北朝鮮側に、深刻な状況に発展させる意図はないとの見方を示した。