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北きょう記念日 韓国統一省「動向ない」

2017年8月25日 12:44

 北朝鮮は25日、金正恩委員長の父・金正日総書記が軍を最優先とする政治を始めた記念日だが、節目に合わせた軍事的挑発は今のところ行われていない。

 朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は25日朝の1面に、金正恩委員長が「アメリカとの対決の最終勝利への意志を示している」として、記念日に合わせて結束を訴える社説を掲載した。

 北朝鮮の国営メディアは24日夜も、韓国で行われているアメリカ軍と韓国軍の合同演習に対し、「一層強力な超強硬措置で対応する」などと反発する団体の談話を相次いで伝えた。

 朝鮮中央テレビ「(米韓)合同軍事演習に反対・排撃する闘争の炎を激しく燃え上がらせよう」

 北朝鮮は去年の記念日前日にはSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)を発射し、今年も警戒が続いているが、今のところ軍事的挑発は行われておらず、韓国統一省の関係者は「特異な動向はない」としている。