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トランプ政権への不透明感…ダウ28ドル安

2017年8月25日 7:29

 24日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、トランプ政権に対する不透明感から30ドル近く値を下げた。

 24日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比28ドル69セント安の2万1783ドル40セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は7.08ポイント下がり6271.33だった。

 この日は前日に値を下げた反動や、ティファニーの決算が良かったことで、取引開始直後は小売り銘柄を中心に買いが優勢となった。しかし、トランプ大統領と議会をめぐる不透明感は根強く、予算審議が停滞するとの警戒感などから徐々に値を下げる展開となった。また、原油の先物価格が下落したことでエネルギー関連株も値を下げた。

 市場関係者は「FRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)のイエレン議長が25日に行う講演の内容を見極めたいとする投資家も多く、様子見ムードも強かった」と話している。