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「初音ミク」中国語版が完成 中国で発売へ

2017年8月24日 22:40

 「バーチャル・アイドル」として若者に人気の音楽合成ソフト「初音ミク」の中国語版が完成し、今後、中国市場で発売されると発表された。

 初音ミクは、日本の会社が作った音楽合成ソフトのキャラクターで、使用者が曲や歌詞のデータを入力し、自由に歌を歌わせることができる。音楽合成ソフトという枠組みを超え、「バーチャル・アイドル」として若者を中心に人気があり、多くのファンがいる中国でも、これまで2回にわたってコンサートが行われている。

 24日、ソフトを作った会社が、上海市内で会見を開き、初音ミクに中国語で歌を歌わせることができる新しいソフトを発売すると発表した。

 中国人ファン「作曲者が表現したいものをよりよく表現できた。(中国語版の発売について)すごくうれしい感動した」

 中国の音楽産業の市場規模は、今年5兆円を大きく超えるといわれていて、会社は今後、中国の企業やクリエイターと組み、ビジネスの可能性を模索していきたいとしている。