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抗議の中…トランプ大統領が支持者集会に

2017年8月23日 12:21

 白人至上主義者を擁護していると批判される中、アメリカのトランプ大統領は日本時間23日午前から、アリゾナ州で支持者との集会を開いている。人種差別に抗議する市民らも集まり、大規模なデモを行っている。現地から星真理子記者が伝える。

 トランプ大統領と支持者との集会には、大統領の姿勢が人種差別をあおっているとして抗議する市民も大勢押しかけた。

 トランプ大統領「国民のためにアメリカを立て直すときが来た。労働者のために雇用をつくり出すのだ」

 トランプ大統領がメディア批判をすると、支持者がブーイングで応える場面もあった。

 トランプ大統領は今月、死傷者の出たバージニア州での衝突をめぐり、白人至上主義者を擁護するような発言をしたことから国内では批判の声が高まっている。

 反トランプ派「トランプ大統領はナチスで白人至上主義者だ」

 さらに、この集会では、人種差別的な取り締まりを続けたとして「有罪」宣告を受けた元保安官に対し、恩赦を発表するとの報道もあり、抗議のため数万人が集まっているとみられる。

 地元市長は、安全上の懸念があるとして集会の延期を求めていたが、大統領はこれを押し切った形。アメリカでは国民の意見の分断を象徴するような抗議デモが続いている。