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イラク軍、「イスラム国」拠点への攻撃開始

2017年8月23日 2:18

 イラク軍は22日、過激派組織「イスラム国」から奪還したモスルの近郊にある「イスラム国」の拠点・タルアファルへの攻撃を開始した。

 イラク軍は22日、モスルの西約80キロに位置する「イスラム国」の拠点・タルアファルへの攻撃を開始したと発表した。アバディ首相が20日に奪還作戦を指示、軍は周辺の村などを制圧していたが、22日、タルアファルへの攻撃に着手したという。

 タルアファルは「イスラム国」が首都と位置づける隣国・シリアのラッカにつながる戦略的に重要な場所で、イラク国内で今も「イスラム国」が支配する数少ない拠点の一つ。イラク軍が奪還すれば「イスラム国」の掃討に弾みがつくが、ロイター通信によると、タルアファルには約2000人の戦闘員がいるということで、今後、さらに激しい戦闘が予想される。