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徴用工問題 額賀氏ら日本側の懸念を伝える

2017年8月22日 2:43

 日韓議員連盟会長の額賀元財務相らが韓国の文在寅大統領と会談し、戦時中に日本に徴用された元労働者の補償問題を巡る日本側の懸念を伝えた。

 日韓議員連盟の額賀会長らは21日午後、ソウルで文大統領と40分間、会談した。韓国大統領府によると、額賀会長らは、文大統領が先週、戦時中に日本に徴用された元労働者の補償を巡り、個人が日本企業に請求する権利は残っているとの認識を示したことについて、「日本では、心配している国民もいる」と伝えた。文大統領は答えなかったという。

 この問題を巡っては、これまで、日韓の国交正常化の際の協定で解決済みとされてきたが、今後、日韓関係の新たな火種になる恐れもある。