民進党代表選は党主催の地方遊説が始まり、立候補している前原元外相と枝野元官房長官が新潟県でそれぞれ支持を訴えた。

　枝野氏「党勢立て直しに向けて、やらなきゃならないことはたくさんある。一番大事なことは、民進党を支えている原動力、それは、それぞれの地域で地域活動を担っている地方議員や候補予定者、そして党員サポーターの皆さんです」

　前原氏「ＡＬＬ　ＦＯＲ　ＡＬＬという考え方。こういったものを地域隅々まで浸透していただく。そして仲間として、これを全国津々浦々で実現していく」

　また討論会では前原氏、枝野氏ともに社会保障政策を充実させていく考えを強調した。一方でその財源となる消費税率の引き上げについて、前原氏が枝野氏に「財源論は先送りと言ったが、党の考え方を見直すのか」とただしたのに対し、枝野氏は「財源論から逃げるべきではないが、いま消費税を上げられる状況ではない」と述べるなど、主張は真っ向から対立している。

　また、野党共闘について、条件付きで前向きな姿勢を示している枝野氏だが、すでに共産党が候補を立てている新潟５区の補選については、民進党として独自の候補を立てるべきと述べた。