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米軍司令官「いつでも戦える態勢を維持」

2017年8月21日 0:38

 アジア太平洋地域を担当するアメリカ太平洋軍のハリス司令官が、21日から始まる米韓合同の軍事演習を前に韓国を訪れ、「いつでも戦える準備態勢を維持している」として北朝鮮をけん制した。

 ハリス司令官は20日、韓国の宋永武国防相と会談し、「核・ミサイルを含む北朝鮮のいかなる脅威からも韓国を防衛するという約束に変わりはない」と述べて、米韓の結束を強調した。

 韓国では21日から北朝鮮による攻撃を想定した米韓合同の軍事演習が始まるが、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は20日、「火に油を注ぐように情勢をさらに悪化させるだろう」と警告している。

 演習を視察する予定のハリス司令官は会談で、米韓両軍の戦力が「北朝鮮に対する外交的な努力を後押ししている」との認識を示したうえで、「いつでも戦える準備態勢を維持している」と述べ、さらなる軍事挑発をやめるよう北朝鮮をけん制した。