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百貨店の7月売上高 2か月ぶりマイナス

2017年8月21日 21:31
百貨店の7月売上高 2か月ぶりマイナス

 全国の百貨店の7月の売上高は、2か月ぶりにマイナスとなった。

 日本百貨店協会が21日に発表した7月の百貨店の売上高は約5469億円で去年の同じ月と比べて1.4%のマイナスとなった。マイナスは2か月ぶり。

 7月は株高による富裕層の資産効果などで高額商品の販売が好調だったほか、外国人観光客の売り上げも好調だった。しかし、多くの店舗で夏のセールを6月に前倒しした反動で、7月は主力の衣料品が苦戦し全体を押し下げた。

 一方、8月に入ってからの売上高は天候による客足の影響が心配されたものの、化粧品や高額商品の販売が引き続き好調で、16日の時点では前の年の同じ月と比べて3.2%程度プラスだという。

 百貨店協会の担当者は「都心の店舗では天気が悪いと滞在時間が伸びる傾向もある」と話している。