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民進党代表選 前原・枝野両氏の一騎打ちに

2017年8月21日 11:33
民進党代表選 前原・枝野両氏の一騎打ちに

 民進党の代表選挙が21日に告示され、前原元外相と枝野元官房長官が立候補を届け出た。

 党の存亡を賭けた代表選挙は、それぞれ当選8回で、かつての民主党政権を支えてきたベテラン議員同士の一騎打ちの構図となった。前原氏と枝野氏は21日朝、それぞれ次のように語った。

 枝野氏「(代表選挙を)党を再生させる大きなきっかけにしていきたい。そのためにこの代表選挙を勝ち抜きたいと強く決意しています」

 前原氏「今回がすべての総決算。自分の政治生命の集大成。後はないという思いで、この代表選挙には臨ませていただく」

 一方、当選2回の井出庸生議員など第三の候補を模索する動きもあったが、結局、推薦人の確保にはいたらなかった。

 選挙戦は、現段階では前原氏が国会議員の支持で優位に立っている。しかし、地方議員と党員・サポーターを合わせたいわゆる地方票と国政選挙の公認候補予定者の票が全体の約3分の2を占めていて、選挙の行方は予断を許さない。

 共産党を含む野党共闘への姿勢や、小池東京都知事との連携のあり方、消費税増税の是非などを争点に、来月1日の投開票日に向け論戦がスタートする。