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日露次官級協議“首脳会談で合意を目指す”

2017年8月18日 9:21

 北方領土での共同経済活動を巡って、日本とロシアの外務次官級協議が17日に行われ、来月に予定されている首脳会談で最終合意を目指すことで一致した。

 モスクワで開かれた協議には、日本から秋葉外務審議官が、ロシアからモルグロフ外務次官が出席し、共同経済活動について6月の現地調査などを踏まえ、具体的な事業の特定を進めた。

 協議の終了後、同席した長谷川首相補佐官は、「具体像のイメージを報告できるぐらいにはなった」と述べ、一定の進展があったことをうかがわせた。両者は、来月にロシア極東のウラジオストクで予定されている首脳会談での最終合意を目指すことで一致したという。

 秋葉外務審議官「(結果を)両首脳に報告し、9月の首脳会談の協議事項とさせていただいて、両首脳の判断を仰ぐということとなりました」

 このほか、元島民の航空機による墓参について、来月の実施を目指して準備を進めることなどでも一致したという。