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カワウソ38年ぶりに国内で生息確認 対馬

2017年8月17日 12:21
カワウソ38年ぶりに国内で生息確認 対馬

 絶滅したニホンカワウソの可能性があるカワウソの映像が長崎県の対馬で撮影された。国内でカワウソの生息が確認されたのは38年ぶりのこと。

 今年2月に琉球大学が長崎県の対馬で撮影に成功したカワウソの映像は、ツシマヤマネコの調査のために設置していた自動撮影装置にわずか4秒程度だが偶然映っていた。

 琉球大学動物生態学研究室・伊澤雅子教授「プロポーション、顔立ちそのものからカワウソですというのは間違いないです」

 日本国内で種別を問わずカワウソの生息が確認されたのは38年ぶりとなる。環境省はニホンカワウソを2012年に「絶滅」に指定しているが、琉球大学はニホンカワウソが対馬で細々と生き残っていた可能性やアジア大陸に今も生息するユーラシアカワウソが韓国から泳いで渡ってきた可能性があるとみている。

 このカワウソが絶滅したニホンカワウソかどうか確認するため、環境省は先月から対馬に入り調査を行っている。