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コンビニ“レジ横”新商品で激しいバトル

2017年8月17日 18:29
コンビニ“レジ横”新商品で激しいバトル

 大手コンビニエンスストア各社は秋・冬の定番・おでんや中華まんの新メニューを早くも発表した。コンビニ各社が力を入れるのはいわゆる「レジ横」。レジの横に置く商品が売り上げのカギを握るとあって各社ともしのぎを削っている。

■ファミリーマートは17日、今年の秋冬向けの「中華まん」「おでん」の新商品を発表した。中華まんは生地や具材、おでんは“つゆ”にこだわるなど自信をみせている。

■“中華まん市場”の中で、コンビニのシェアは約7割。ファミリーマートは、人気をあてこみ“ファミ横中華街”と名付けたコーナーを設ける。

■一方、コンビニ最大手・セブンイレブンも先週から「レジ横」でおでんの販売をスタートしている。

■セブンイレブンが重要視しているのは、調理済みのものを自宅で食べるいわゆる中食需要をどう取り込むかだ。「中食」の市場規模はこの10年間で2割以上増えている。

■ある店舗では、レイアウトをリニューアル。レジカウンターの長さを従来の1.5倍の長さにして、売り上げがより見込めるレジ横に商品を多く並べられるようにしている。

■一方、ローソンは、レジ横商品の定番「からあげクン」を1.4倍にボリュームアップ。「豚バラ」や鳥ももなど、人気の「焼き鳥」も好調をキープしている。

■あの手この手でしのぎを削るコンビニ業界。レジ横の商品からも目が離せない。