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防衛省が「イージス・アショア」導入方針

2017年8月17日 16:40
防衛省が「イージス・アショア」導入方針

 防衛省は、イージス艦のミサイル防衛システムを陸上に配備する「イージス・アショア」を導入する方針を固めた。

 「イージス・アショア」は、イージス艦に搭載されたレーダーや弾道ミサイルに対する迎撃ミサイルの発射システムなどを陸上に配備したもの。防衛省はこれまで調査研究に取り組んできたが、北朝鮮に対する防衛力を強化するため、来年度予算の概算要求では、イージス・アショアを本格的に導入するための予算を初めて盛り込む。

 このシステムをアメリカから購入するため、小野寺防衛相は日本時間の17日夜行われる「2プラス2(=外務・防衛閣僚協議)」でアメリカ側に協力を求める方針。

 また防衛省は、ミサイル防衛能力をもつイージス艦を、来年3月までに現在の4隻から5隻へと増やすこれまでの計画を前倒しし、今年中に5隻体制にする方針を固めた。