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ダウ 北朝鮮情勢“緊張やや緩和”で続伸

2017年8月16日 8:05

 15日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、北朝鮮情勢の緊張がやや緩和したことを受けて、引き続き買い基調となった。ダウ平均株価は3日続伸して、5ドルあまり値を上げている。

 15日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比5ドル28セント高の2万1998ドル99セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は7.22ポイント下げて6333.01で取引を終えている。

 この日は、発表された小売売上高などの経済指標が市場予想を上回ったことや、引き続き北朝鮮情勢の緊張がやや緩和したことを受けて、買いが優勢で始まった。しかし、積極的な買い材料に欠けたことや、決算を発表した皮革大手の「コーチ」やホームセンター大手の「ホーム・デポ」など主に小売関連株が売られたことで、大きな伸びにはつながらなかった。一時2万2000ドルの大台を回復したダウ平均株価も、最終的には小幅な伸びにとどまっている。

 市場関係者は「まだ市場に警戒感は残っていて、今週・来週と続く小売関連の決算発表がカギとなりそうだ」と話している。